2018秋アニソン ④
ラストです
- ED「Another colony」
歌:TRUE
作詞:唐沢美帆
作曲:中野領太
編曲:BBC
【TRUE】「Another colony」MV Short Ver.(TVアニメ『転生したらスライムだった件』エンディング主題歌)
今期のなろう枠、転スラ。こういう曲歌わせたら右に出る者いませんね。ABメロが落ち着いている分、サビに入った時の疾走感と芯のある強い歌い方で聴いてて爽快感がある。
作曲は「adrenaline!!!」「NEWLOOK」とかアイカツ楽曲など作っている人。いまいち特徴的なコードとかが見つかりませんね。これから注目して行きます。
- OP「Gravitation」
歌:黒崎真音
作詞:川田まみ
作曲:中沢伴行
黒崎真音「Gravitation」MV(ショートVer.)公開!(TVアニメ『とある魔術の禁書目録Ⅲ』OP)
初見はアニサマでした。特徴的なシンセの音から始まり、サビ前のボイスにかかっているエフェクト、そして躍動的なサビ。問題はその後である。サビが終わって間奏があると思いきや2小節ほどの穏やかなピアノ。2番も同様にCメロまで行く前に落ち着いた展開がある。初めて聴いた時は非常に驚きました。こんなブレイクをちょくちょく入れてくる曲があるんですね。これでは黒崎真音ではなく黒崎無音ではないでしょうか。家虎が入るわけでもないし。それほどまでに緩急がすごい曲である。
作曲はI'veの曲といえばこの人。川田まみ、やなぎなぎ、KOTOKO、Rayの曲はだいたいこの人が書いています。
アニメの方はもうちょっと演出を頑張ってください。
となりの吸血鬼さん
- OP「†吸tie Ladies†」
歌:ソフィー・トワイライト(富田美憂),天野灯(篠原侑),夏木ひなた(Lynn),エリー(和氣あず未)
作詞・作曲・編曲:園田健太郎
今期の萌えソン枠。ピアノがこう縦横無尽に走ってる感じが非常にいいですね。イントロのドラムがUNISONかと思った。こういう萌えソンでありがちな勢いで押して行く曲調ではなく、しっかりとメロディを聞かせて行く感じが良い。サビでコードが半音ずつ下がって行くのがたまらなく気持ちがいいですね。というかOPのアニメ映像が止め絵が多用されてて、それにもかかわらずいい味出しているので割と侮ってはいけない曲になっている。構成的にもAメロBメロAサビBサビと面白い構成だしね。
作曲は「Shocking Blue」「fantastic dreamer」の人。イントロの楽器の使い方がひなこノートOPみたいで同じ人かと思ったら違った。勉強し直してきます。
- ED「日出ズル場所」
作詞:赤飯、ぽにきんぐだむ
作曲:324
オメでたい頭でなにより - 「日出ズル場所」 Music Video | “The Land of Sunrise”
PERFECT HUMAN。
ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。
- OP「ピンクレモネード」
歌:三月のパンタシア
作詞:分島花音
作曲:やいり
三月のパンタシアはいつも独特の世界観の曲を提供してくれるんですが、今回もアニメの雰囲気を壊さずそのまま伝えてくれるのがいいですね。メルヘンっぽいふわふわした感じなんですが、よく聞くとドラムは割と激しめ。この曲もピアノが高速で動いており、面白い。
作曲の人はボカロPで「閃光⇔Frustration」とか書いているロック主体の人だからですかね。作詞の分島花音、最近あまり主題歌とか歌ってないかと思ったらこんなところで見るとは。このアニメの劇伴も作ってるらしく、多才な人ですね。
- ED「hectopascal」
作曲: 本多友紀(Arte Refact)
作詞: 中村彼方
編曲: 脇眞富(Arte Refact)
【やがて君になる】EDテーマ「hectopascal」試聴動画
個人的にEDの方が好みだったので選びました。
数多くの百合好きオタクの死亡が確認されたアニメ、「やがて君になる」。EDもアニメと同様に人気となり、今や割とどこの現場でも一回は流れる曲になってますね。歌詞の考察に関しては百合オタクさんに任せるとして、その歌詞に反して曲が明るすぎる。全体的に四つ打ちとピコピコ音、そしておそらく歌ってる二人の声をMIXしたエレクトリックなサウンドが特徴となっている。それに合わせて歌ってる声もいいんだよなぁ。が、どんなに暗い雰囲気でアニメ本編が終わってもこのEDを聴いたら明るくなってしまう。曲の明るさに対して歌詞が切ないことにオタクはやが君らしさを見つけるんでしょうか。
作曲は「楔」「Grand symphony」「ディスカバリー!」後はSideM楽曲などを手がけている人。多彩ですね・・・。
- 主題歌「azure」
歌:trysail
作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.)
作曲:秋葉広大(LIVE LAB.)
西尾維新オタクからしたらご褒美みたいな映画でした「続・終物語」。その主題歌のトラセちゃんなんですが、落ち着いた曲調のせいかいつもよりも大人びた感じが見受けられる。トラセの中では珍しい曲調になってるんじゃないでしょうか。「暦物語」の時の「whiz」に似ている感じがあったが、あれよりも悲しげでED感が強いですね。絶対にラスサビで半音上がると思ったら上がらなかったので僕は悲しいです。
- 主題歌「narrative」
歌:SawanoHiroyuki[nZk]:LiSA
作詞・作曲:澤野弘之
皆さんは「カレーうどん」という食べ物をご存知でしょうか。美味しいカレーと美味しいうどん、どちらも美味しい要素を兼ね備えた最強×最強の食べ物です。カレーそばやカレーラーメンじゃダメです。カレーうどんだからいいんです。
そんなアニソン界の最強のコラボがこの曲です。最初この企画を聞いたときは絶対合わないだろ、と思ってたんですが綺麗にはまりましたね。澤野弘之の壮大さとLiSAの力強さ、どちらも兼ね備えたカレーうどん曲です。
てか普通に映画が面白かったので見てないオタクは見てください。来場特典に劇伴配るとか意味わからないですが。
2018年秋クール総評
総評として、アニメ自体が豊作なクールだったのと同様にOP・EDに関しても良曲がたくさんあったような気がします。が、いわゆる大御所、アニサマなどに何回も出場経験があるようなアーティストに関してはそのアーティストの代表曲と呼べるような曲は失礼ながら少ないような気がします。いい曲はいい曲なんですが、10年後でも話題になるような曲というのは少ないように思われます。次クールも情報が出てき始めましたがこれからのアニソン、期待して待ちたいと思います。